ブルーデージー

きょうは水曜日。中国語のサークルの日でした。
きょうは、ちょっと有名?な方が、サークルの見学にいらっしゃいました。
有名、といっても芸能人とか各界の著名人ではありません。
あることで話題になった人、と言えばいいかな?
ただし、日本のマスコミではほとんど(全くかも?)報道されなかったので、知らない人のほうが圧倒的だと思います。
この方は、中国のマスコミで「日本の友人」として紹介された人なんですよ。
なぜ中国のマスコミで取り上げられたかと言うと、先月まで開催されていた愛知万博で、中国館で披露される中国楽器の演奏に魅了され、ほとんど毎日中国館を訪れ、1日数回以上の演奏を全て聴いていらした方だ、ということなんです。
最初は自分をアピールすることはなく、いつも物静かに一人で演奏を楽しんでいらっしゃるだけだったんですが、いつもいつも聴きにいらっしゃってる人、ということで中国館のスタッフの中で話題になり、それからスタッフが話かけて交流が始まった、という万博ならではの国際交流が生まれたわけなんですね。
ご本人のKさんに詳しく聞くと、最初は中国といっても三国志に興味があったくらいで、あとはほとんど興味も知識もないくらいだったそうなんです。
万博も最初はいろんな外国館を見るのが楽しみで、中国館もその中の1つ程度であったのが、そこで演奏されていた中国楽器のコンサートを聴いて、“ビビビ”ときたんですね。
それからは、もう他の外国館へは目もくれず、電車の定期券を買って、毎日中国館へ通いつめたんだそうです。
なんてすばらしんでしょう!すごいパワーです!
定期券を買うまではしばらくの間自転車で万博会場まで通っていたそうです。
たぶん自転車なら50〜60分はかかるのではないでしょうか。
それがある日帰り道で転倒してけがをしてしまい、それからは定期券を買って電車で通うことにしたんだそうです。
事故った次の日にも、中国館を訪れたというのだから、中国館のスタッフの方たちもさぞ感激したことでしょう。

この話で私が感激したのは、Kさんには全く気負いがないということなのです。
ただ、自分を感動させてくれる中国の音楽に出会った。それを毎日聴いていたかっただけ。
だから自分から中国館のスタッフに話かけたり、目だった行動をとったわけではない。
ひとり静かにいつも聴いていた…。
それがかえって、中国館の人たちにはほっておけない気持ちにさせてしまった。
いいなあ、こういうのって。



今までなんでもなかったことが、ふとしたきっかけでこんなにも自分の人生を変えてしまうなんて、そして全く想像もしていなかった人々と、家族や友人以上の交流をもつようになるなんて…
これが人間のすばらしさ、なんでしょうか?
このような経験はだれでもできるものではないと思いますが、それでも私もあきらめずに、Kさんのパワーをもらって前向きに残り少ない?人生を生きていければなあ、と思います。
だってKさんは定年退職されて、今は悠々自適な暮らしをしていらっしゃる人。
お年を言えば決して若いとは言えませんし、Kさん自身もこの年になってからこのような出会いが待っていようとは、想像していなかったと思います。
私だって!私だって!…この気負いがいけません(^^ゞ



中国の万博ホームページでKさんのことが紹介されています。
Kさんの誕生日を祝う中国館の人たちとか、たくさん写真も載っていますよ。
興味を持たれた方はアクセスしてみてください。
ただし、全篇中国語なのでわかる人しかわからないと思いますが…アセアセ


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